虫歯Q&A
こんにちは
河内花園駅から徒歩5分 香川花園歯科医院のスタッフです。
Q、①治療した歯がしみるようになってきた。またむし歯?
A、過去に治療した歯が、詰め物やかぶせ物のところからむし歯になることを「二次う蝕」と
いいます。大人のむし歯の多くがこれだと言われています。
詰め物やかぶせ物は、治療直後は歯にぴったりくっついていても、噛む力が加わるうちにすき間が
できてきます。そこから食べかすやむし歯菌が侵入し、新たにむし歯になるのです。
二次う蝕は歯の表面からではなく、削られたエナメル質や象牙質から始まるので、進行が早いと
言われています。
「治療した歯は汚れがたまりやすいので、より丁寧な歯磨きと、定期的なメンテナンスが必要。」
Q、②歯周病だとむし歯になりやすい?
A、歯周病になると歯茎が下がり、歯の根が露出します。根の表面を覆うセメント質は、エナメル質より
軟らかくザラザラしているのでプラークが付きやすく、むし歯になりやすいのです。
歯の根のむし歯を「根面う蝕」といい、中年以降、とくに高齢者に多く見られます。
また、セメント質は取れやすくすぐに象牙質が露出します。しかも、セメント質や象牙質には、
コンポジットレジンがしっかりとはくっつきません。歯科の諸器材はこれらの部分には
使いにくいこともあり、治療が難しいとされています。
Q,③砂糖の入っていない飲み物は安心?
A、安心できません。エナメル質を溶かすのはむし歯菌ではなく、むし歯菌が糖分を分解して
生み出す酸です。つまり、飲み物に砂糖が入っていなくても、それ自体が酸性なら
エナメル質は溶けていきます。これが、近年患者が増えている「酸蝕症」です。
酸蝕症の予防には、酸性に強い飲料や食品を取り過ぎないことが第一です。
そうしたものをとった後は、お茶や水などの中性飲料で口をすすぐといいでしょう。
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